ケニアグレート-リフト-バレーの湖群の生態系(読み)ケニアグレートリフトバレーのこぐんのせいたいけい

世界遺産詳解 の解説

ケニアグレートリフトバレーのこぐんのせいたいけい【ケニアグレート-リフト-バレーの湖群の生態系】

2011年に登録された世界遺産(自然遺産)。際立った美しさをもつグレート-リフト-バレー(大地溝帯)にあるケニアの湖沼群。大地溝帯はアフリカ大陸を縦断する巨大な谷であり、ケニアでは、ボゴリア湖ナクル湖エレメンタイタ湖という比較的浅い3つの連結した湖を含み、広さは32,034haに及ぶ。この場所は、100種を超える渡り鳥の繁殖地・休息地であり、13の鳥類絶滅危惧種の生息地でもあるという世界屈指の野鳥楽園である。さらに150万羽を超えるコフラミンゴが狩りをし、モモイロペリカンが巣をつくり繁殖をする場所として非常に貴重である。また、クロサイライオンチーターなど、数多くの哺乳類が生息しており、生態系の研究と生態系の変遷を検証する場としても非常に価値のある遺産である。◇英名はKenya Lake System in the Great Rift Valley

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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