20世紀西洋人名事典 「ケネスノーランド」の解説
ケネス ノーランド
Kenneth Noland
1934.4.10.(1924.説あり) -
米国の画家。
ノース・カロライナ州アッシュビル生まれ。
ブラック・マウンテン大学で学ぶ。1948〜49年にパリでザツキンに師事、帰国後、モリス・ルイスに強い影響を受けて、’53年頃からロウ・カンバス(地塗りのしていないカンバス)に絵の具をしみこませた手法を取る。ストライプによる同心円、山形をモチーフとする「カラー・フィールド・ペインティング」の典型的な作家で、’70年代半ばから不規則なシェープド・カンヴァスによる色面の絵画を描くようになる。代表作に「左下がりの斜帯(庶子の印)」(’64年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報