ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケバラ洞窟」の意味・わかりやすい解説 ケバラ洞窟ケバラどうくつKebarah イスラエル,カルメル山の西麓にある洞窟遺跡。ケバラ文化の標準遺跡。中期から後期旧石器時代の良好な堆積もある。中期旧石器時代のレバンタイン・ムスチエ文化層,後期旧石器時代のレバンタイン・オーリニャック文化層はともに西アジアを代表する文化層である。レバンタイン・ムスチエ文化層からはネアンデルタール型の人骨も発見されており,人類学的に見ても重要な遺跡である。この年代は6万年強と出ているが,これよりも古い現代型の人骨が他の遺跡から発見され,多くの議論を呼んでいる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by