けらく(読み)ケラク

デジタル大辞泉 「けらく」の意味・読み・例文・類語

けら‐く

過去助動詞けり」のク語法》…であったこと。…であったことには。
神代より言ひ継ぎ―」〈・四一〇六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「けらく」の意味・読み・例文・類語

けら‐く

(回想の助動詞「けり」のク語法) 主として上代に使われ、中古初期にも用例が見える。…であったことには。…であったことよ。
続日本紀‐天平宝字元年(757)七月二日・宣命「今宣はく、頃者(このごろ)王等(おほきみたち)臣等の中に、礼(ゐや)無く逆(さかしま)なる人どもありて計り家良久(ケラク)大宮を囲(かく)まむと云ひて」

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