けれど

精選版 日本国語大辞典 「けれど」の意味・読み・例文・類語

けれ‐ど

[1] 〘接助〙 =けれども(一)
浄瑠璃薩摩歌(1711頃)中「けふのはたらき半日払ひにせふけれど、なまなか半手間取ふより頼みの祝ひに皆進上にさっしゃれと」
[2] 〘接続〙 =けれども(二)
※雑俳・折句袋(1779)「けれど飯(まま)たべにゃひもじい天赦日(てんしゃにち)
[語誌]逆接の接続助詞「ども」「ど」が共存したことの類推によって「けれども」から「けれど」が生じたと見られる。→「けれども」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「けれど」の意味・読み・例文・類語

けれど[接助・終助]

[接助]接続助詞「けれども」に同じ。「いい本だけれど、ちょっとむずかしい」
[終助]終助詞けれども」に同じ。「もっと若い人だといいんだけれど

けれど[接]

[接]接続詞けれども」に同じ。「僕だってそうしたい。けれどできない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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