ゲルマニウム半導体検出器(読み)ゲルマニウムハンドウタイケンシュツキ(その他表記)lithium drifted germanium semiconductor detector

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ゲルマニウム半導体検出器
ゲルマニウムはんどうたいけんしゅつき
lithium drifted germanium semiconductor detector

高エネルギー粒子やγ線検出に適する放射線検出器の一つ。p型ゲルマニウムにリチウムを熱拡散させてn層を作り,更に高温にして逆電圧をかけて,Liイオンをp側にドリフトさせて,アクセプタ不純物の電荷を打ち消して高抵抗層を作り,厚い放射線有感部をもつようにしてつくる半導体放射線検出器。液体窒素温度まで冷却して使用すると,γ線のエネルギー・スペクトルを精密に測定できる。放射性降下物の分析や,原子炉中性子を使った微量物質の放射化分析などに利用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む