コウトウマメモドキ科(読み)こうとうまめもどきか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コウトウマメモドキ科」の意味・わかりやすい解説

コウトウマメモドキ科
こうとうまめもどきか
[学] Connaraceae

双子葉植物、離弁花類。マメモドキ科ともいう。高木または藤本(とうほん)。葉は互生し、多くは羽状複葉であるが、単葉もある。小葉は厚く鋸歯(きょし)がない。葉は小さく5枚の萼片(がくへん)と5枚の花弁放射相称に並び、雄しべは5本または多数。雌しべは2~5個の離生心皮からなる。果実は豆果状で1、2個の種子がある。果実が似るのでマメ科に近いものとされるが、雌しべが数個の離生心皮からなるので区別される。熱帯分布し16属160種ほど知られる。日本に野生はなく、台湾に1種、中国大陸南部に8種ほど分布。

山崎 敬 2020年5月19日]

 APG分類でもマメモドキ科とされる。

[編集部 2020年5月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例