こきりこ祭り(読み)こきりこまつり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「こきりこ祭り」の意味・わかりやすい解説

こきりこ祭り
こきりこまつり

五箇山の名で知られる富山県南砺市上梨の白山宮境内特設舞台で,毎年 9月25,26日に行なわれる祭り。「こきりこ」は田楽のことで,人間の煩悩の数と同じ 108枚のヒノキ板でつくられたささらを鳴らしながら,楽器として用いる鍬金や太鼓伴奏でうたわれるこきりこ節に合わせて踊る。こきりこ踊りのほか,同じく五箇山に伝わる平家落人がつくったとされる麦屋節八尾おわら風の盆で踊られる「おわら」などが各保存会員によって披露され,26日には白山宮での獅子舞やこきりこ踊りの奉納も行なわれる。また祭りの最後には,保存会員だけでなく,祭りに集まった人々全員でささらを鳴らして踊るこきりこ総踊りが行なわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む