ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「こきりこ祭り」の意味・わかりやすい解説 こきりこ祭りこきりこまつり 五箇山の名で知られる富山県南砺市上梨の白山宮境内特設舞台で,毎年 9月25,26日に行なわれる祭り。「こきりこ」は田楽のことで,人間の煩悩の数と同じ 108枚のヒノキ板でつくられたささらを鳴らしながら,鍬を楽器として用いる鍬金や太鼓の伴奏でうたわれるこきりこ節に合わせて踊る。こきりこ踊りのほか,同じく五箇山に伝わる平家落人がつくったとされる麦屋節,八尾のおわら風の盆で踊られる「おわら」などが各保存会員によって披露され,26日には白山宮での獅子舞やこきりこ踊りの奉納も行なわれる。また祭りの最後には,保存会員だけでなく,祭りに集まった人々全員でささらを鳴らして踊るこきりこ総踊りが行なわれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by