コザ暴動

共同通信ニュース用語解説 「コザ暴動」の解説

コザ暴動

1970年12月20日未明、沖縄・コザ市(現・沖縄市)で、米兵の車両が沖縄の男性をはねた事故を端緒に起きた。民衆が事故処理中の米軍憲兵らを包囲。憲兵の威嚇発砲で激高し、憲兵や軍関係者の車両に次々と放火、70台以上を焼いた。一部は嘉手納基地に侵入し、基地内の学校にも火を付けた。米軍は催涙弾を使い朝には沈静化。琉球警察も出動し、米側、沖縄側の負傷者はいずれも数十人に上ったとされる。沖縄は当時、ベトナム戦争の出撃拠点で、70年には米軍人・軍属による犯罪が960件発生した。

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