コペー(読み)こぺー(その他表記)François Coppée

デジタル大辞泉 「コペー」の意味・読み・例文・類語

コペー(François Coppée)

[1842~1908]フランス詩人劇作家パリ裏町庶民生活を叙情的に描いた。詩集貧しい人たち」、戯曲行人」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コペー」の意味・わかりやすい解説

コペー
こぺー
François Coppée
(1842―1908)

フランスの詩人、劇作家、小説家。パリの生まれ。高踏派詩人として出発。第一詩集『聖遺物匣(ばこ)』(1866)を発表後、サラ・ベルナールが演じた1幕の詩劇『行人(こうじん)』(1869)によって劇界に確固たる地位を占める。民衆派詩人として詩集『貧しい人たち』(1872)などを残し、散文作家としては『散文短編集』(1882)その他がある。

[窪田般彌]

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