日本大百科全書(ニッポニカ) 「コリマ火山」の意味・わかりやすい解説 コリマ火山こりまかざんVolcán de Colima メキシコ中西部のコリマ市北方30キロメートルにある安山岩質の成層火山。別名フエゴ火山。標高3960メートル。同国の代表的活火山で、古くは1576年、近くは2001年などしばしば噴火した。激しい爆発型噴火で、ときには溶岩円頂丘、溶岩流、熱雲も発生する。単純な円錐(えんすい)火山であったが、1869年の大噴火で北東側山腹に寄生火山を生じ、以後は山頂火口とこの寄生火山の火口とで噴火を反復。[諏訪 彰] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例