精選版 日本国語大辞典 「こりゃまた」の意味・読み・例文・類語 こりゃ‐また [ 1 ] 〘 感動詞 〙 ( 「これはまた」の変化した語 ) 意外な物事や、人の思わない動作やことばに驚いたときに発する語。近世、多く、無頼の徒などが啖呵(たんか)を切るような時に「こりゃ又何のこった」などと用いた。[初出の実例]「わるくそばへやがると、大どぶへさらひ込むぞ、鼻の穴へ屋形船を蹴込むぞ、口を引裂くぞ、こりゃ又何のこったェ」(出典:歌舞伎・助六廓夜桜(1779))[ 2 ] 〘 名詞 〙 無頼。勇み。きおい。こりゃまた組。こりゃまた衆。[初出の実例]「友達附合も、こりゃ又(マタ)の手合と出合ぬやうに」(出典:談義本・当世下手談義(1752)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例