コルイマ川(読み)コルイマがわ(その他表記)reka Kolyma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コルイマ川」の意味・わかりやすい解説

コルイマ川
コルイマがわ
reka Kolyma

ロシア北東部,マガダン州とサハ共和国を流れる川。全長 2129km。流域面積 64万 3000km2。ハルカンスキー山脈東斜面に源を発するクル川とアヤンユリャフ川が,マガダン北西約 300kmの地点で合流してコルイマ川となり,山地に深い峡谷を刻みながら東方へ曲流,次いで北流してコルイマ低地に出,低地縁辺に沿って北東流して東シベリア海に注ぐ。 10月初旬~6月初旬は結氷河口から上流部右岸支流バハプチャ川の流入点まで航路がある。沿岸主要都市スレドネコルイムスク。主要支流はオモロン川,大・小アニュイ川。スレドネコルイムスクの下流で右岸に注ぐベリョゾフカ川の沿岸で,1901年,氷づけのマンモスが発見されたことは有名。流域には金と石炭が埋蔵され,金は採取されている。河口のチェルスキーには水産加工工場がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む