コンウィ(その他表記)Conwy

デジタル大辞泉 「コンウィ」の意味・読み・例文・類語

コンウィ(Conwy)

英国ウェールズ北部の町。コンウィ川の河口に位置する。13世紀末にエドワード1世がウェールズ征服の拠点としてコンウィ城を築いた。城壁に囲まれた旧市街には、中世の裕福な商人が建てたアバーコンウィハウスをはじめ、歴史的建造物が多い。コンウェイ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンウィ」の意味・わかりやすい解説

コンウィ
Conwy

イギリスウェールズ北部の単一自治体(ユニタリー unitary authority)。行政府所在地コンウィ。アイリッシュ海に臨む沿岸部にはペンマインマウルやグレートオームズヘッドなどの絶壁の岬があり,細長い帯状の低地が東のクルイド川河口に向かって伸びる。内陸部はコンウィ川両岸にまたがり,南にスノードン山地がそびえる。コンウィ川西岸地域および東岸側のスランウスト下流にある小さな飛び地は旧カーナーボンシャー県,東岸は旧デンビシャー県に属する。1974年の自治体再編でグウィネズ県およびクルイド県の一部となり,1996年に単一自治体となった。観光を主産業とする沿岸部に人口の大部分が集中。最大都市のコルウィンベイは,海辺のリゾートとして人気が高い。内陸部には,放牧地を含む農地と風光明媚な丘陵が広がる。1283年にイングランド王エドワード1世がコンウィ川河口に築いたコンウィ城は,1986年世界遺産の文化遺産に登録された。西部はスノードーニア国立公園に属する。面積 1126km2。人口 11万5228(2011)。

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