コンドルカンキ(その他表記)Condorcanqui, José Gabriel; Túpac Amarú II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンドルカンキ」の意味・わかりやすい解説

コンドルカンキ
Condorcanqui, José Gabriel; Túpac Amarú II

[生]1742? クスコ近郊チタ
[没]1781.5.18. クスコ
ペルーの先住民 (インディオ) の革命家。別名トゥパク・アマル2世。ラテンアメリカにおける独立運動の先駆者とされる。 16世紀のインカ皇帝トゥパク・アマルの末裔スペイン王フェリペ2世より,インカ皇帝の正統子孫と認められ,爵位を与えられたが,これを拒否。征服時代から重税と強制労働によって抑圧されたインディオの生活向上を目指し,1780年インディオを率いてスペインに対し反乱を起した。反乱は,ペルーのみならずボリビアエクアドルアルゼンチンの一部にも波及。しかし6ヵ月後に,家族とともに捕えられ,反乱は失敗,81年処刑された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む