アマル(その他表記)Amaru

デジタル大辞泉 「アマル」の意味・読み・例文・類語

アマル(〈アラビア〉Amal)

希望の意》レバノンのイスラム教シーア派政治・軍事組織。1975年にムーサーサドルによって結成された。

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精選版 日本国語大辞典 「アマル」の意味・読み・例文・類語

あま・る

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 雷が落ちる。落雷する。
    1. [初出の実例]「大夕たちして神おとろおとろしうなる。あまるよしきこゆる」(出典:御湯殿上日記‐長享三年(1489)六月一〇日)

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改訂新版 世界大百科事典 「アマル」の意味・わかりやすい解説

アマル
Amaru

8世紀ころの北インドカシミール詩人生没年不詳。100頌から成るサンスクリット恋愛抒情詩《アマル・シャタカAmaru-śataka(アマル百頌)》の作者伝記は不明だが,伝説によれば有名な哲学者シャンカラが,真実の愛を知るため呪術によってカシミールの王アマルの体内に入り,後宮の婦人100人と交わってその経験した愛の情緒をこの各詩に表現したのだという。官能的な恋愛の情緒を秀麗筆致で表現し,簡潔な会話も交えて修辞的技巧を示している。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アマル」の意味・わかりやすい解説

アマル
Amal

1975年レバノンのシーア派最高指導者ムーサ・サドルによって設立された政党。「アマル」は,アラビア語で「希望」の意味。国民協約によって宗派別統治体制が確立してるレバノンでは,国民協約成立時の宗派別人口比に応じて権力が分配されている。シーア派は 1970年代,レバノン最大の宗派になったものの,それに相当するに十分な政治的,社会的,経済的権利が認められなかったため,シーア派の正当な権利を要求する運動 (奪われた者たちの運動) を展開。 92年の総選挙に政党として初参加。同名の民兵組織をもつ。

アマル
Amaru

インドのサンスクリット詩人。7~8世紀頃在世。恋愛抒情詩『アマルシャタカ (アマルの百頌詩集) 』 Amaruśatakaの作者。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アマル」の意味・わかりやすい解説

アマル
あまる
Amaru

8世紀ごろの人。古代インドのサンスクリット詩人。北部インド、カシミールの生まれ。その著『アマル・シャタカ』(アマル百頌(しょう))は、官能的な恋愛の情緒を種々の面から観察し、繊細な感情と洗練された思想を秀麗な筆致で表現したもの。4種の異本によって伝えられているが、詩句の数は一致せず、90ないし115句で、しかも共通なものは51句にすぎない。

[田中於莵弥]

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世界大百科事典(旧版)内のアマルの言及

【雷】より

…《万葉集》巻三に〈伊加土(いかづち)〉という用語例があり,イカは〈厳〉を意味する形容詞の語根で,ツチは〈ミヅチ(蛟)〉のツチと同じく蛇の連想を有する精霊の名であったらしい。方言にカンダチといっているが,これは神の示現という意味であり,落雷をアマルというのも〈アモル(天降る)〉の意味だとされている。これらはいずれも雷を神とする考えを示すもので,かつては神が紫電金線の光をもってこの世に下るものと考えられていたのである。…

※「アマル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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