ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴットシャルク」の意味・わかりやすい解説
ゴットシャルク[オルベ]
Gottschalk (Godescalc) von Orbais
[没]868. オートビレール
ドイツの神学者,詩人。幼くして修道生活に入り,やがてオルベの修道院に定住。 835年から 840年までランスで司祭に叙せられ,北イタリアなどで説教。永遠の栄光と劫罰への2つの予定を分ち,キリストの贖罪による救済は前者を与えられた人々にしか及ばないとする予定説を立て,848年のマインツ会議で異端の嫌疑を受け,オートビレールの修道院に幽閉されてそこで没した。
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