翻訳|Gouda
オランダ南西部,南ホラント州の都市。オランダ語読みはハウダ。ゴーダ・チーズで知られる。人口7万0953(2007)。ホラント・アイセル,ハウェGouwe両河の合流点に発達した都市で,市内には運河と掘割が多い。運河網と鉄道の結節点で,古くから商業が栄え,また家畜,チーズ市場が発達した。市の歴史は古く,1272年ホラント伯フローリス5世から都市法を与えられ,16世紀初め人口は2万に達し,商業,ビール醸造,毛織物業が繁栄したが,17世紀にしだいに衰え,代わって陶製パイプ製造業が興った。市の中心にある三角形のマルクト広場には,15世紀中ごろの後期ゴシック様式の市庁舎(17世紀に再建),商品秤量所があり,すぐ近くにオランダ有数の美しいステンド・グラスをもつ後期ゴシック様式の大教会(シント・ヤンス教会),市立博物館,パイプ・陶器博物館がある。1960年代に市域はほぼ2倍に拡大され,食品工業,製陶,化学工業,縫製,家具製造,印刷などの産業が発達している。
執筆者:栗原 福也
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
「ハウダ」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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