普及版 字通 「サイ・セイ・やむ」の読み・字形・画数・意味
16画
[字訓] やむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は祭(さい)。〔説文〕七下に「むなり」とあり、〔詩、大雅、瞻〕「士民其れむ」、〔詩、小雅、柳〕「自ら(うれ)ふること無(なか)れ」のように用いる。古い字形がなくて確かめがたいが、祭がもしの初形のように祟(すい)に従う形ならば、その呪詛による疾病になやむ意となる。なお祭に従う字にがあり、佗(たてい)は疲れなやむ意。このは、やはり祟(たたり)を示す(てい)に従う字であるかもしれない。佗は楚の方言で、〔楚辞〕にみえる。
[訓義]
1. やむ、やまい。
2. つかれる、なやむ。
3. やぶる。
4. 際と通じ、まじわる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ヤム・ヤマヒ
[熟語]
鬼▶・蠱▶・疾▶
[下接語]
・毀・寝・衰・・沈・篤・頓・疲・罷・厄・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報