サボンリンナ(読み)さぼんりんな(英語表記)Savonlinna

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サボンリンナ」の意味・わかりやすい解説

サボンリンナ
さぼんりんな
Savonlinna

フィンランド南東部にある都市。サイマー湖水系の中心にあり、東部フィンランド最古の都市である。人口2万8102(1999)。1475年に対ロシアの軍事目的で建設された城を中心に、水上交通要衝として商業が発達した。オラフ城とよばれるこの城は、湖水地方観光の中心であり、夏の間にぎわう。

[塚田秀雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サボンリンナ」の意味・わかりやすい解説

サボンリンナ
Savonlinna

フィンランド南部,ミッケリ県の都市。県都ミッケリの東方 88km,サイマー湖群の湖を結ぶ島の湖岸に位置する。造船製材,合板工場がある。付近小島にあるオラブ城 (1475) は,1812年までロシア=スウェーデン戦争の戦略上の要地で,フィンランドにおける最も美しい史跡。人口2万 8559 (1990) 。

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