現代外国人名録2016 「サモ・ハン・キンポー」の解説
サモ・ハン・キンポー
洪 金宝
Samo Hung Kimbo
- 職業・肩書
- 俳優,映画監督・製作者
- 国籍
- 香港
- 生年月日
- 1949年12月11日
- 別名
- 前名=元龍
- 受賞
- 香港電影金像奨主演男優賞(第2回)〔1983年〕「ピック・ポケット!」
- 経歴
- 幼少時のニックネームはサモ(三毛)。10歳の時、于占元の中国戯劇学院に入学し、8年間京劇の基礎を学ぶ。学院の中でも優秀な子供たちで編成された“七小福”に選ばれ、兄貴分として活躍。13歳の時「愛的教育」で映画デビュー。以後、ジャッキー・チェンやユン・ピョウらとともに七小福のメンバーとして数多くの作品に出演。1971年ゴールデン・ハーベストに武術指導者兼俳優として入社。’77年「少林寺怒りの鉄拳」で初監督・主演。’78年「燃えよデブゴン」で日本でも人気者に。’80年「妖術秘伝/鬼打鬼」でホラー、’83年「五福星」でアクション・コメディに新分野を開拓、製作・監督として手腕を発揮する。その後、自らの会社・宝禾(ボーホー・フィルム)を設立し、あらゆるジャンルの作品を精力的に手がけ、香港映画界をリードする存在となる。’98年米国のテレビシリーズ「LA大捜査線 マーシャル・ロー」の主役として世界的な人気を確立。他の監督・出演作に「燃えよドラゴン」(’73年,出演のみ)、「モンキー・フィスト/猿拳」(’79年)、「敗家仔」(’81年)、「ピック・ポケット!」(’82年)、「霊幻師弟」(’83年)、「プロジェクトA」(’84年,出演のみ)、「スパルタンX」(’84年)、「大福星」「七福星」「ファースト・ミッション」(’85年)、「富貴列車」(’86年)、「サイクロンZ」(’88年)、「死角都市・香港」(’95年)、「ナイスガイ」(’97年)、「無問題」(’99年)、「拳神/KENSHIN」(2001年)、「SPL/狼よ静かに死ね」(2005年)、「カンフーシェフ」(2008年)など。“デブゴン”の愛称で日本の映画ファンにも親しまれている香港映画界の重鎮。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報