サモ国(読み)サモこく(その他表記)Samova říše

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サモ国」の意味・わかりやすい解説

サモ国
サモこく
Samova říše

最古スラブ人国家 (623~658) 。建国者サモ (?~658頃) の名を取ってサモ国と呼ばれる。サモはフランク王国の商人出身で,623年アバール人に対するスラブ人の反乱を指導して一躍名声をはせ,631年にはフランク王ダゴベルト1世と戦ってこれを撃退した。サモ国の中心はモラビアと推定され,その威勢ボヘミアカリンチアに及んだ。サモの死後まもなく滅んだが,のちの大モラビア国基礎をなした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む