されど

精選版 日本国語大辞典 「されど」の意味・読み・例文・類語

され‐ど

  1. 〘 接続詞 〙 先行事柄に対して、後続の事柄が反対対立関係にあることを示す。逆接。そうであるが。しかし。しかれど。されども。
    1. [初出の実例]「物は少しおぼゆれど腰なん動かれぬ。されどこやす貝をふとにぎり持たれば嬉しく覚ゆる也」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
    2. 「あにの御命(みこと)臣下のはからひにしたがひて、つゐにつかせ給にけり。されどわづかに三年にて崩御ありければ」(出典愚管抄(1220)三)

されどの語誌

→「されども」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む