サロン・デ・チュイルリー(その他表記)Salon des Tuileries

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

サロン・デ・チュイルリー
Salon des Tuileries

1923年に組織されたフランスの美術機関。毎秋パリで展覧会開催。設立時のおもな出品者はエコール・ド・パリに属した A.スゴンザック,M.ブラマンク,K.ファンドンゲン若手の B.ビュッフェなど。抽象主義作家を含まず,保守的な傾向を示した。

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世界大百科事典(旧版)内のサロン・デ・チュイルリーの言及

【美術展覧会】より

…1863年には,サロン落選者のための落選展Salon des refusésが開かれた。その後,この公的機関によるサロンに反対して84年にアンデパンダン展Salon de la Société des artistes indépendantsが組織されたのを初めとして,サロン・ドートンヌSalon d’automne(1903),サロン・デ・チュイルリーSalon des Tuilerie(1923)などがそれぞれの美学上の主張を掲げて組織されている。イギリスではロンドンの美術家の協会であったイギリス美術家協会Society of Artists of Great Britainが1760年に展覧会を開催したのが最初であり,これはローヤル・アカデミーに引き継がれて69年以後毎年展覧会が開催されている。…

※「サロン・デ・チュイルリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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