フランスの画家。1月26日、オランダのデルフスハーフェンに生まれる。1897年、早熟の画才を抱いてパリに出て、荷造り運搬人、ペンキ職、似顔絵描き、風刺雑誌の挿絵画家として働く。この間、印象派、ロートレック、スタンランなどの影響を受ける。また、モンマルトルの芸術家の家バトー・ラボワール(洗濯船)に住み、ピカソと知り合う。1906年、フォービスムの運動に加わり、コントラストの強い厚塗りの鮮烈な色彩で、夜の世界の踊り子、道化、裸婦などを描き、一時期ドレスデンの「ブリュッケ(橋)」グループとも接触した。1920年代のパリで彼は売れっ子の肖像画家となり、各界名士の像を多数描いた。それらは、しばしばモデルの内面の空虚をあらわにしている。1968年5月28日、モナコで没。
[野村太郎]
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