サンタ・マリア・アンティクア聖堂(読み)サンタ・マリア・アンティクアせいどう[ローマ](その他表記)Santa Maria Antiqua, Roma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

サンタ・マリア・アンティクア聖堂[ローマ]
サンタ・マリア・アンティクアせいどう[ローマ]
Santa Maria Antiqua, Roma

フォールム・ロマーヌムから入るアトリウムは古代ローマ建築の一部であり,18世紀に発掘された。この建物はもとはおそらくアウグスツス神殿の近くにあった図書館であったが,6世紀に聖堂となった。教皇ヨハネス7世 (在位 705~707) や彼の後継者たちがここに壁画を描かせているため,中世初期の各年代にわたるフレスコ画宝庫となっている。特に8世紀のイコノクラスムを避けてビザンチンおよび東方からローマに来た画家たちのシリア・ビザンチン的な様式の強い絵画が,ヘレニスティックな,あるいはラテン的な絵画に混ってみられるのは興味深い

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む