サンプルリターン

デジタル大辞泉 「サンプルリターン」の意味・読み・例文・類語

サンプル‐リターン(sample return)

地球以外の天体から試料採取し、持ち帰ること。アポロ計画によるの石のほか日本はやぶさによる小惑星イトカワ微粒子採取などが知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「サンプルリターン」の解説

サンプルリターン

地球外の天体から岩石、砂といった試料(サンプル)を採取して持ち帰ること。古くは1960~70年代、有人の米アポロ宇宙船が月から石を持ち帰った。日本の無人探査機である初代「はやぶさ」は小惑星イトカワで微粒子を採取し、2010年6月に持ち帰ることに成功。今回のはやぶさ2の探査につなげた。無人機での採取は日本がリードするが米国は小惑星ベンヌ、中国は月からのサンプルリターンに取り組んでいる。日本も火星衛星での実施を計画している。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android