サンベルナルディノ海峡(読み)サンベルナルディノカイキョウ(その他表記)San Bernardino Strait

デジタル大辞泉 「サンベルナルディノ海峡」の意味・読み・例文・類語

サンベルナルディノ‐かいきょう〔‐カイケフ〕【サンベルナルディノ海峡】

San Bernardino Strait》フィリピン中部、ルソン島南東端とサマール島北西端を隔てる海峡太平洋シブヤン海などのフィリピン内海を結ぶ。長さ44キロメートル。最狭部は数キロメートルに満たず、多くの小島が点在し、浅瀬暗礁がある。第二次大戦中、1944年10月に日本軍と連合軍の間で激戦が行われ、日本海軍敗北を喫した。サンベルナルジノ海峡。

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改訂新版 世界大百科事典 「サンベルナルディノ海峡」の意味・わかりやすい解説

サン・ベルナルディノ海峡 (サンベルナルディノかいきょう)
San Bernardino Strait

フィリピン,ルソン島南東部のビコル半島南端とサマール島北西端の間に横たわる海峡。水深は平均90~180m,幅は約18kmと狭い。海峡の南西入口にカプル,ダルピリの二つの島が浮かび,最狭部では数kmにも達しない。太平洋からフィリピン内海に通じる2本の海峡の一つで,レイテ島とミンダナオ島の間のスリガオ海峡とともにその戦略的重要性は高い。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンベルナルディノ海峡」の意味・わかりやすい解説

サン・ベルナルディノ海峡
さんべるなるでぃのかいきょう
San Bernardino Strait

フィリピン中部、ルソン島南東端とサマル島の間の海峡。長さ44キロメートル、幅は最狭部で約8キロメートル。太平洋とシブヤン海、南シナ海方面を結ぶ重要な水路である。太平洋戦争末期の1944年10月、ここで日米両軍の大海戦が行われ、日本艦隊が敗北した所として知られる。

[別技篤彦]

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