太平山(読み)おおひらさん

  • おおひらさん〔おほひら〕
  • たいへいざん
  • 太平山(たいへいざん)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

栃木県南部,足尾山地南東端の標高 343m。古生代チャートなどから成る。山頂太平山神社があり,一帯サクラツツジ名所太平山県立自然公園の中心地。
秋田県の中央,出羽山地中部の太平山地主峰秋田市上小阿仁村にそびえる。標高 1170m。古くは「おいだら山」と呼ばれた。壮年期の山で,河谷浸食が著しい。河川は花崗岩山地を流れるため清流で,里に近い仁別峡,三内峡,岨谷峡などは景勝地として有名。標高 800mまでは秋田杉,それ以上はブナ森林となる。太平山を中心とする一帯は太平山県立自然公園に指定されている。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

秋田の日本酒。酒名は、秋田市の霊峰太平山に由来。「天巧」は蔵元独自の生もと造りで醸す純米大吟醸酒ほか純米酒本醸造酒、普通酒などがある。全国新酒鑑評会受賞実績多数。原料米は山田錦美山錦など。仕込み水は白洲野台地の地下水。蔵元の「小玉醸造」は明治12年(1879)みそしょうゆの醸造で創業。大正2年(1913)酒造開始。所在地は潟上市飯田川飯塚字飯塚。

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世界大百科事典 第2版の解説

秋田県中部,秋田市東部の山。古くは〈おいだらやま〉ともいった。標高1171m。太平山地を代表する山で,前,中岳,奥岳などからなる。山体は新第三系の花コウ岩類と,これを覆うグリーンタフが主体で,地貌は険しく,美しい。山頂付近は灌木・草本帯で,標高900m以下はブナ林が卓越し,北側ではおもに秋田杉,南側ではミズナラが加わる。古来山岳信仰の対象となり,山頂に太平山三吉(さんきち)神社がある。信仰圏は県内一円から北海道方面に及び,秋田市赤沼の里宮は1月17日の梵天祭でにぎわう。

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事典 日本の地域遺産の解説

(栃木県栃木市)
日本夜景遺産」指定の地域遺産。
太平山神社や展望台から県下随一といわれる栃木市を中心とした夜景を望める

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世界大百科事典内の太平山の言及

【大平[町]】より

…国道50号線沿いにある大平工業団地には,いすゞ自動車栃木工場が72年から操業を始め,関連工場も進出している。町の北西にそびえる太平山は県立自然公園に指定され,南斜面にはブドウ園が多い。中腹にある大中寺は曹洞宗の名刹(めいさつ)で,上田秋成の《雨月物語》でも知られる。…

【太平山地】より

…北は米代川,南は雄物川によって限られ,西は秋田平野に向かって徐々に低くなる。山地中央部には最高峰の白子森(1179m)をはじめ,太平山(1171m),大仏岳(1167m),馬場目岳(1037m)と,おおむね標高1100m前後の峰が連なり,広大な山地を形成している。定高性を示す山稜の各所に浸食平たん面を残す一方,米代川と雄物川の支流の小河川による浸食作用が活発で,深い峡谷が刻まれて早壮年期山地の特徴を示す。…

※「太平山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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