サービトリー物語(読み)サービトリーものがたり(英語表記)Sāvityupākhyāna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サービトリー物語」の意味・わかりやすい解説

サービトリー物語
サービトリーものがたり
Sāvityupākhyāna

古代インドの物語。サンスクリット大叙事詩『マハーバーラタ』の第3編に含まれている貞女物語。作者,成立年未詳。マドラ国の王女サービトリーは愛する夫サティヤバットの死にあい,死の神ヤマに切々の情を訴えたので,死の神もその貞淑な心に感動して夫を蘇生させる。サービトリーの貞節は女性の鑑としてインド婦人に敬愛され,この物語は後世まで語り伝えられている。

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