シクリ

デジタル大辞泉 「シクリ」の意味・読み・例文・類語

シクリ(Scicli)

イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の町。同島南部、ラグーサ南方約25キロメートルに位置する。古代ギリシャ以前の先住民シクリ人の町に起源する。17世紀の大地震により大きな被害を受けたが、サンイニャツィオ教会、サンマッテオ教会、ベネベンターノ宮殿をはじめ、その後の復興により再建されたシチリア‐バロック様式の建物が多く、同島南東部の八つの町が2002年に「バル‐ディ‐ノートの後期バロック様式の町々」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

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精選版 日本国語大辞典 「シクリ」の意味・読み・例文・類語

しくり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 虫などが針で刺すさまを表わす語。また、針で刺されたような痛みを感じるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「腫れた処などに針をしくりと立るやうに、悪事のあるに詞のはりをしくりと立てて」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)一一)
  3. あわれげに泣くさまを表わす語。しくしく。
    1. [初出の実例]「しくりしくりとなきむつかり」(出典:浮世草子・好色ひともと薄(1700)六)
  4. 物事が、ほどよく組み合ってよく調和がとれているさまを表わす語。しっくり。
    1. [初出の実例]「Shikuri(シクリ)ト、ハマッタ」(出典和英語林集成再版)(1872))
  5. 人の心などがよくあって、穏やかにおさまっているさまを表わす語。しっくり。

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