シクロバルビタール(その他表記)cyclobarbital

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シクロバルビタール」の意味・わかりやすい解説

シクロバルビタール
cyclobarbital

バルビツル酸誘導体の短時間作用型催眠薬。不眠症の治療薬としても用いられる。特に就眠困難な不眠症に有効。手術前などの不安を除く目的で麻酔前に投与することもある。長時間作用型催眠薬のフェノバルビタールに比べ,その効果は約4分の1程度であるが,毒性はさらに少く,安全性が高い。連用により種々の程度の耐性を生じる。各誘導体の間に交差耐性が認められる。精神的依存性,身体的依存性もしばしば認められ,禁断症状が現れる。急性中毒としては昏睡,呼吸抑制,血圧下降,体温下降がみられ,主として呼吸中枢麻痺死因となる。慢性中毒としては思考力,記憶力,注意力の減退情緒の不安定,めまい脱力食欲不振などがみられる。

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