朝日日本歴史人物事典 「シケイラ・デ・ソウザ」の解説
シケイラ・デ・ソウザ
生年:1587
江戸初期のポルトガルの対日使節。正保4(1647)年6月,ポルトガル国王ジョアン4世の即位(1640)の伝達と,鎖国で断絶した日葡貿易の再開を求めて来日。これに対し江戸幕府は約5万人の兵員,2000隻の舟をもって長崎に厳戒体制を敷き,退去を命じた。同年9月に日本を去る。以後,両国の国交は途絶えた。この出来事は正保黒船一件として知られている。<参考文献>C.R.Boxer《The Embassy of Captain GonG0761alo de Siqueira de Sousa to Japan in 1644‐47》
(岸野久)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報