シトー派修道会(読み)シトーはしゅうどうかい(その他表記)Ordo Cisterciensis

旺文社世界史事典 三訂版 「シトー派修道会」の解説

シトー派修道会
シトーはしゅうどうかい
Ordo Cisterciensis

1098年,クリュニー修道院の聖ロベルトゥスによりフランスのシトー荒野に創立された修道会ベネディクト修道会会則を厳格に守る修道生活をめざす
ベルナルドゥスによって全西ヨーロッパに広められ,12〜13世紀に最盛期に達し,一時は教会において指導的立場を占め,修道院数も1800におよんだ。ヨーロッパの開墾と文化の促進に寄与したが,14世紀後半から衰えた。17世紀にトラップ修道院長ランセが改革運動を起こし,それにちなんでトラピストが修道会の代名詞となった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む