シプリアンエクエンシー(その他表記)Cyprian Ekwensi

20世紀西洋人名事典 「シプリアンエクエンシー」の解説

シプリアン エクエンシー
Cyprian Ekwensi


1921 -
ナイジェリア作家
北部イボ族出身。
放送情報関係の仕事をしていたが、「愛がささやくとき」「レスラー・イコロとイボ族民話集」(1947年)で作家として認められる。ナイジェリアの首都ラゴスの退廃、社会風刺に富んだ、庶民生活などを描いているのが特色で、「都市の人々」、代表作「ジャグア・ナナ」(’61年)で大衆作家としての地位を確立し、ナイジェリア文学界始祖的な存在となる。また、内戦の悲惨さを描いた「戦争を生き抜いて」、童話「燃える草」など幅広く作品を書いている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android