シマウツボ(読み)シマウツボ(その他表記)Orobanche boninsimae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シマウツボ」の意味・わかりやすい解説

シマウツボ(島靫)
シマウツボ
Orobanche boninsimae

ハマウツボ科寄生植物で,小笠原諸島の山林中に生じる。地下塊茎があり,花期 (2~3月と9~10月) にだけ地上茎が現れる。地上茎は全体が鮮かな黄色で高さ 10~15cm,多数の鱗片葉におおわれる。茎の上半部は伸長して花序となり,各鱗片葉の葉腋に長さ2~4cmの筒形二唇形の花をつける。花冠をはさんで2枚の萼片があり,おしべは4本。いずれも黄金色をしている。蒴果は長さ1~1.5cmの楕円形褐色,開裂して無数の微細な種子を出す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む