日本大百科全書(ニッポニカ) 「シマニシキソウ」の意味・わかりやすい解説
シマニシキソウ
しまにしきそう / 島錦草
[学] Euphorbia hirta L.
トウダイグサ科(APG分類:トウダイグサ科)の一年草。茎は基部から分枝して斜上または直立し、高さ20~40センチメートル、粗い開出毛がある。葉は鈍い鋸歯(きょし)があり、両面ともに有毛、裏面は黄色を帯び3~4脈が浮き立つ。8~10月、葉腋(ようえき)に多数の杯(さかずき)状花序をつける。蒴果(さくか)も有毛。荒れ地に生える雑草で、九州、沖縄、小笠原諸島に自生し、関東以南にも広がっている。世界の熱帯、亜熱帯地域に広く分布する。
[小林純子 2020年6月23日]
ニシキソウの仲間はニシキソウ属Chamaesyceとして独立させることもある。
[編集部 2020年6月23日]
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