ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャコグモ」の意味・わかりやすい解説 シャコグモTibellus japonicus クモ綱クモ目エビグモ科。雌の体長 10mm前後,雄は6~8mm。体は細長く,淡黄褐色で,頭胸部と腹部上面に褐色の太い条がある。草原や山道で普通にみられ,草の葉の上で歩脚を伸ばして獲物を待ち構える。夏に成熟し,雌は葉の表面に卵嚢をつくり,上に乗って保護する。本州,四国,九州の平地および低山地に分布する。北海道および本州の寒冷地には本種と非常によく似たスジシャコグモ T.oblongusがみられる。本種より少し大型で,ヨーロッパから日本にかけてユーラシア大陸北部に広く分布している。 (→クモ類 ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by