ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャスラー」の意味・わかりやすい解説
シャスラー
Schasler, Max
[没]1903.6.13. イェナ
ドイツの美学者。政治的立場が原因で公職につけず,1851~77年ベルリン,77年以降イェナに住み,家庭教師,芸術批評などで生計を立てた。ヘーゲル学派に属し,美を時間,空間における理念の表われとし,また諸芸術を「同時的なもの」と「継起的なもの」の2原理によって分類した。美学史の分野にも貢献した主著『批判的美学史』 Kritische Geschichte der Ästhetik (1871~72) ,『美学』 Ästhetik (86) のほか,美学関係の著書多数がある。
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