ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャハリン」の意味・わかりやすい解説
シャハリン
Shakhlin, Boris Anfiyanovich
[没]2008.5.30. ウクライナ,キエフ
ソビエト連邦の体操選手。スベルドロフスク体育大学,キエフ体育大学を卒業。1954年に初の国際大会となる世界選手権大会に出場し,鉄棒で銀メダルを獲得したのを皮切りに,引退までに世界選手権史上初の 10個の個人タイトルを獲得した。オリンピック競技大会では,1956年のメルボルン大会はあん馬で金メダルに輝き,団体総合優勝を果たした。1960年のローマ大会は,手のけがにもかかわらず個人総合,あん馬,平行棒,跳馬で金,つり輪と団体総合で銀,鉄棒で銅,と計 7個のメダルを獲得。1964年の東京大会では鉄棒で金,個人総合と団体総合で銀,つり輪で銅メダルを手にした。1966年に引退。12年の選手生活を通じ,オリンピックで計 13個のメダルを手にし,史上最多メダリストの座を占めた。1968~92年国際体操連盟委員を務めた。2002年国際体操殿堂入りを果たした。(→体操競技)
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