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あん馬 あんばpommel horse

翻訳|pommel horse

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

あん馬
あんば
pommel horse

体操競技の男子種目の一つ。皮革で上張りされた馬体に取り付けられた2個のポメル (把手) を中心にして,あん馬のすべての部分を使って演技する。振動技や旋回技を演技構成のメインにおき,静止した場合は減点の対象となる。

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百科事典マイペディアの解説

あん馬【あんば】

体操競技男子種目の一種,またその器具をいう。木製の二つの取手(ポメル)の付いた革(かわ)張りの台上で,腕立支持の姿勢で両脚旋回,伏臥(ふくが)旋回などの動作を連続的に行う。
→関連項目器械体操跳び箱

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

あん馬
あんば
pommel horse

体操競技における男子器械種目の一つ(あん馬運動)。また、その器械名。あん馬は馬の鞍(くら)を模した器械のことをいい、二つのポメルpommel(把手(はしゅ/とって))を備え、長さ160センチメートル、幅35センチメートルの馬体、ポメル、脚部からなる。床面からの高さは115センチメートルで、使用するマットの厚さは10センチメートルまたは12センチメートルである。
 演技は、一連の動作の流れのなかで、途中で静止することなく馬体の3部分(左右の馬端および中央の鞍(あん)部)を使用して閉脚の両脚旋回を中心に脚の交差、振動(体を振る)などを組合せて行う。あん馬は古代ギリシアあるいは古代ローマ時代に軍事訓練を目的とした馬術の基礎運動として行われていたとされ、体操競技の種目のなかでもっとも歴史が古い。初めはとび越し運動として行われたが、しだいに馬上における身体支配能力を養うことに主眼がおかれ、鞍部のポメルを握って片脚や両脚の動作、体の方向転換、横移動などの運動が行われるようになり、体操競技として発展してきた。現代では、さらにその技術が進歩し、難度の高い技の組合せと高度な安定性が求められている。1896年の第1回オリンピック・アテネ大会よりオリンピック種目(種目別)となる。[三輪康廣]

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世界大百科事典内のあん馬の言及

【体操】より

…このように,体操を近代科学(生理学,解剖学など)に基づいて理論化し,方法化しようという傾向はデンマーク体操にも受け継がれ,その後の北欧体操の発展の方向を決定づけることになった。一方,ヤーンのトゥルネンは政治的な非合法活動であるとして,ときのプロイセン政府から弾圧(1820年,トゥルネン禁止令)され,政治色を抜きにした純粋な運動技術の習熟をめざすことになり,水平木棒(今日の鉄棒),平行棒,あん馬をはじめとする器械運動に活路を求めた。また,学校教育のなかに体操を導入しようとしたシュピースA.Spiess(1810‐58)は身体運動を〈関節の可動性の原理〉に従って部分運動に分類し,やさしい運動からむずかしい運動を段階的に習得する徒手体操を体系化した。…

※「あん馬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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