シャラフ・ハーン(英語表記)Sharaf Khān Bidlīsī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャラフ・ハーン」の意味・わかりやすい解説

シャラフ・ハーン
Sharaf Khān Bidlīsī

[生]1543. クム近郊
[没]?
イランサファビー朝期のクルド系政治家,歴史家。アルメニアのビドリス侯の家系出身。父の代にクムの近くに移住した。サファビー朝のタハマースプ1世およびイスマーイール2世に仕え,シールバーン,クルディスターン,ナヒチェバーンの総督歴任。 1578年オスマン・トルコに加担し,ムラト3世からビドリスの返却を受けた。その著"Sharaf-nāme" (1596) はクルド人の歴史。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

太陽フレア

太陽の表面にあるしみのように見える黒点で起きる爆発。黒点の磁場が変化することで周りのガスにエネルギーが伝わって起きるとされる。ガスは1千万度を超す高温になり、強力なエックス線や紫外線、電気を帯びた粒...

太陽フレアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android