シャラル(英語表記)Sharar

20世紀西洋人名事典 「シャラル」の解説

シャラル
Sharar


1860 - 1926
インドのウィルドゥー文学者,ジャーナリスト
ラクナウ生まれ。
1880年にラクナウの日刊紙アワドアフバール」の編集者となり、雑誌「ディルグダーズ」(1887年)を刊行する。イスラム教徒イスラムの過去の栄光、偉大さを伝えることを目的とした歴史小説などを主とした。著書に「アズィーズ王子とバージニア姫」(1888年)、「地上楽園」(1899年)など多数あり、いずれも大好評を博した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャラル」の意味・わかりやすい解説

シャラル
しゃらる
Sharar
(1860―1926)

インドのウルドゥー文学者、ジャーナリスト。ラクナウに生まれる。1880年にラクナウの日刊紙『アワド・アフバール』の編集者となる。のちに雑誌『ディルグダーズ』(1887)を刊行。彼の歴史小説や戯曲はイスラム教徒にイスラムの過去の栄光と偉大さを伝えることが目的で、『アズィーズ王子とバージニア姫』(1888)、『地上の楽園』(1899)など多数を著し大好評を得た。ほかに『シャラル評論集』(1930)が名高い。

鈴木 斌]

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