シャーフィイー学派(読み)しゃーふぃいーがくは

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャーフィイー学派」の意味・わかりやすい解説

シャーフィイー学派
しゃーふぃいーがくは

イスラム教スンニー派が公認する四法学派の一つ。シャーフィイーの法理論中心に発展した学派であり、法理論が法の実際上の運用に先行して整えられたため理論と実際とがもっとも一致している。補助的法源を認め自由裁量の余地を多く残すマーリキー学派ハナフィー学派と、聖典規定に文字どおりに従おうとするハンバリー学派との中間的立場をとる。おもに東アフリカ、南アラビア、東南アジアに広まっている。

鎌田 繁]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む