シュトルムウントドラング

精選版 日本国語大辞典 の解説

シュトルム‐ウント‐ドラング

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Sturm und Drang )
  2. ( 「嵐と大波」の意。この思潮をよく表わしているクリンガー戯曲の名から ) 一八世紀後半のドイツでゲーテシラーを中心に起こった文学上の革新運動。また、その運動の起こった時代。合理的、静的な古典主義に対して、天才的な感情や個性を尊重し、動的、非合理性を強調するもの。ロマンティシズム運動の先駆となった。疾風怒濤時代
  3. 大きな変化にみまわれる時期。激動期。転換期。
    1. [初出の実例]「欠伸どころの騒ぎぢゃないんだ。いま加十の頭の中は疾風怒濤時代(ストルム・ウント・ドランク)の真っただなかにゐる」(出典魔都(1937‐38)〈久生十蘭〉二七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む