20世紀西洋人名事典 の解説
ジャン・エミール ラブルール
Jean-Émile Laboureur
1877 - 1943
フランスの画家,版画家,挿絵画家。
ナント生まれ。
18歳の時パリに出て、ルペールに木版、ロートレックに石版を学ぶ。1916年に始めた銅版画が彼の本領で、主にビュラン彫り銅版画を約600点制作。洗練されたキュビスム風のデッサンは同時代に重要な影響を与え、円熟期にはビュランの堅い線の中に知的な優美さを含む作風を完成させる。主な作品に「昆虫採集者」(’32年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報