20世紀西洋人名事典 「ジャンマルティンノン」の解説
ジャン マルティンノン
Jean Martinon
1910.1.11 - 1976.3.1
フランスの作曲家,指揮者。
元・シカゴ交響楽団音楽監督兼指揮者,元・フランス国立放送管弦楽団音楽監督。
リヨン生まれ。
パリ音楽院を「プリミエ・プリ」を得て卒業。第二次大戦まで作曲活動に従事。大戦中フランス軍に参加し、捕虜となる。この時期の「因われ人の歌」は1945年パリ市賞受賞作。大戦後、1948年「弦楽四重奏曲」でバルトーク賞受賞。他に「交響曲第3番」(’48年)等の力作を発表。その傍ら’44〜46年パリ音楽院管弦楽団、ボルドー交響楽団などの指揮者を務め、’63年シカゴ交響楽団音楽監督兼指揮者、’68年フランス国立放送管弦楽団音楽監督等を務める。典雅な演奏、清澄な響きで、フランス近代音楽で高い境地を示した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報