20世紀西洋人名事典 「ジョセフウルプ」の解説
ジョセフ ウルプ
Joseph Wolpe
1915 -
学者。
テンプル大学教授。
ヨハネスバーグ生まれ。
父母はユダヤ人で、ウィトウォルターズランド大学在学中は外科を専攻しフロイトに熱中した。卒業後は軍医として働くかたわら、マリノウスキー、ヴァレンタインを読み、フロイトに疑問を持つようになる。友人よりハルの行動原理を教えられ、レイナに動物実験のてほどきを受け、1948年神経症、条件反射の論文で学位を取得。その後母校の講師をつとめるかたわら開業。’59年バージニア大学を経て、テンプル大学教授となる。彼は神経症行動は、ハルの条件づけの理論を元に考案された学習解除の方法によって除去できると考えた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報