20世紀西洋人名事典 の解説
ジョセフ・ヘンリー ウェダーバーン
Joseph Henry Wedderburn
1882.2.26 - 1948.10.9
英国の数学者。
元・プリンストン大学教授。
フォーファー生まれ。
エディンバラ、シカゴ大学で学び、1905年母校エディンバラ大学講師を経て、’08年学位を取得、’09年再び米国に渡りプリンストン大学で教鞭を取り’45年に退官するまでその職にあった。又、第一次世界大戦中は兵役に服し功績があった。彼は近代代数の発展に深く影響を与え、単純多元環は多元体の要素を成分とする次数の行列からなるという定理、又、有限多元体では積演算は可換であるので有限体であるという定理を導き、今日これらはウェダーバーンの定理とよばれる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報