20世紀西洋人名事典 「ジョンウィズダム」の解説
ジョン ウィズダム
John Terence Dibben Wisdom
1904 -
英国の分析哲学者。
ケンブリッジ大学教授。
ラッセルや初期ウィトゲンシュタインの分析理念を奉じたが、その後、後期ウィトゲンシュタインの立場に接近して、日常言語学派を代表する一人となる。他我認識の問題を考察した論文集「他人の心」は、G.ライルの「心の概念」とともに、日常言語学派降盛の気運をつくる。ケンブリッジ大学教授を務める。その後、アメリカに移った。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報